« 封じ込められた空気:「The Light Brings the past Scene」 | トップページ | ライブ終了いたしました! »

2014年12月22日 (月)

掛け値なく、最高:LIGHT BRINGERライブ@表参道Ground

10310597_1001856366511514_457582835

遂に、最後。
そう、今の状態ではやはり「解散」なんだろうな、と考えている我が愛するLIGHT BRINGER(ラブリー)の本当の最後のライブでした。

とはいえ、前回のライブがオフィシャルには最後のライブ、今日のライブは「転校していった子がフラッと昔の町に戻ってきてちょっと友達と遊ぶ」って感じで捉えてました。だから私の観賞場所もいつもの後ろの壁の花、ゆったりしたものです。会場はぱんぱん、後ろまで超の付く満員です、大きなところじゃ無いですけどね。

最終作である「monument」のM1「旅途」のSEに乗せてメンバー登場、そのまま「Clockwork Journey」へ。音量は比較的抑え目だけど、バランスが今までのライブで一番良いな、と。で、我が麗しの女神で姫で天使で妖精のFuki様登場。

もうさ、磐石じゃねえの?

別に引退するわけじゃないし、彼女は活動フィールドが広いから、彼女の歌声やステージはある程度これからも見られるでしょう。でも、私にはラブリーの彼女こそが鉄壁の歌姫。外見の華やかさ以上に、歌の凄み、上手さ、華麗さ、私にとってこんなボーカルはいない。まあその辺を20分くらい走り回りたくなるくらい麗しくてくぁわいくて美しい姫なんだけどさ。

この日は「ラブリーの歴史を逆に辿る」というライブ、「monument」から昔に遡った選曲で進んでいきます。いつも通りセットは覚えてないんですが、とある方からのセットリストから、こんな感じ。
<「monument」から>
旅途~Clockwork Journey
魔法
Dicer
<「Scenes of infinity」から>
Fallen Angel
孔雀とカナリア
ギターソロ~if
<「genesis」から>
noah
Just Kidding!
merrymaker
<「Midnight Circus」から>
Resistance
Dream!
キーボードソロ~奇跡
<「Tales of Almanac」から>
in Disguise
Hearn's Heaven
Diamond
<「Heartful Message」から>
Start!
-------------------------
<アンコール>
Hyperion
monument
<アンコール>
Tales of Promise


ライブ、過去最高の凄まじさ。


まああれだ、セットの細かなどうこうではなくて、とにかく、過去最高のライブ。「最後だから」という贔屓目一切なく、あくまで自分が見た20回以上のライブで、この日が一番凄く素晴らしいライブでした。演奏のキレ、音響のバランス、そりゃ細かくはミスがあっても、ライブなんてそこじゃない。それより何より、この日の女神で姫で天使で妖精のFuki様の声が凄まじいまでの出来。最初の「Clockwork Journey」こそ少し不安定でしたが、その後はCD以上の声の張りと伸び。アンコールの「Hyperion」のイントロシャウトなんて、観客からどよめき起きるくらいの凄まじさ。

でね、やってくれたのよ、「Dream!」。

もしかしたらここでやる、というのは少し違う順番かもしれない。でも、今回の主旨に合わせて律儀な順序でやったんだと思うんですよね。私がずっと「日本で出たメタルの理想系」と言い続けている曲。前メンバーのKazuが残した全てにおいて完璧な曲。この曲のイントロが流れた時、この日最高に観客がどよめき、Kazuパートの観客の歌、余りにも大きなコーラス。この日は正直涙腺に来る、なんて瞬間は無かったんですが、この時だけは鳥肌がたったなあ。

でもこうやって過去の曲を並べても、どれもがキラーチューンですよ。もしこれが他の曲に変わっても同じ。私が言っている「これを聴きたかったがあっても、これを外して、はない」というのは証明されたんじゃないか、と思っています。それにしても「in Disguise」のFuki様の歌を聴くにつけ、計画があった「Tales of Almanac」再録がされていたらどうなっていたんだろう、と悔しい気持ちになるくらい、凄まじさの増した新しさでした。

もうね、この日はMCもある意味やりたい放題。Fuki様のクソっ可愛さは言うまでもなく、JaYが欲望のままにwグダグダ話してるし、Yumiは「これをやりたかったんだよね」とか言ってFuki様の煽りをパクるし。もう湿っぽさは前回以上になかった。

んだけど、やっぱりHibikiは泣きやがった。。。。

「俺さ、泣かないことに決めたんだ」って言って始めたMCで、確か「俺達の音楽はみんなのミュージック遍歴に認められたのかな、残ったのかな」って。当たり前でしょ?残るも何も、なくてはならないものになった。観客の声援を受けて、彼がラブリーのバックドロップのロゴに向かって、

「お前は愛されてたんだなあ」

と言った後は泣いて言葉にならない。「俺はこれしか出来ない、それで届いてた、認められてたんだな」って。

届いてる、残してる、当たり前じゃないか!!

Hibikiだけじゃない、ラブリーに関わった全て、ラブリーという船全てが愛おしいんですよ。こんなにこんなに愛している、愛おしいバンドなんですよ。こんな年齢が経ってしまった人間を夢中にさせた、もう身体に組み込まれた音楽とバンドなんです。

アンコールの最後はそんな最後を振り切るように、「Tales of Promise」というキラー中のキラーチューンを。ここでも全く落ちないFuki様の声、何ていう素晴らしさだろう。こんな美しい楽曲、何という高揚感。

でも、自分自身は寂しいとか悲しいという感情は全くなくて、とにかく「楽しい」しかなかったな。活動休止(MCからすると限りなく解散に近い)発表のあと、「凄まじいラブリーを見せて欲しい」と言っていて、その後は「もうそんなのはどうでもいいから自分達のやりたいようにやって欲しい」と変わっていったんですが、最後の最後で、

「やりたいようにやった凄まじいラブリー」

を置き土産にしてくれた。世の中でははっきり言ってマイナーバンドが一つ姿を消す、くらいでしょう。でもね、私は胸をはって

「日本の最高のメタルバンドの一つ」


って紹介するでしょう、どの国でもね。

ただ、ファンの方々との繋がる場がなくなるのは寂しい。「また次のライブで」が「またどこかで」に変わる、ファンがこんなに繋がるというのは無かったから、そのことは少し感傷的になります。でも、それでも「この空間を共有した同志」の事はずっと残るだろうな、とどこかでさっぱりした気持ちもあります。

余りに良いライブで順番も内容も書き殴りの度合いがいつも以上に酷いんですが、バンドが終焉を迎えることに納得というか、認めてあげたいな、という気持ちが強い。見ている限りでも「次」に既に向いてるメンバーもいるなあ、って思います。でも、それで良いんじゃないか、言ってしまえばまだ若い奴らだし、こちらのノスタルジーに付き合う必要もない。でも、

JaY、Yumi
Satoru、Kazu、Seiya、Ryo
サポートをしたミュージシャン達
バンドの最初からのメンバーFuki、Mao
バンドを守ってきたHibiki
かかわりを持てたファンの方々


全部が、関わった全てが宝です。

本当は自分の禁を破って直接伝えたかったんだけど、勝手にここにメンバーに伝えたいな、と思います。

JaY、貴方が言わない中で凄く努力したのはプレイ見たら分かる。実際に大変だったと思うけど、ちゃんとファンは分かってる。これからもっと音楽を見せてくれるよね。

Yumi、本当に凄いドラムと和やかな空気、ファンがどれだけ楽しみ救われたか。本当にありがとう。

Mao、今回大変だったと思うけど、私が想像していたはるかに上を行く素晴らしい楽曲を残してくれた。宝です。

Fuki、貴女が居なかったらこのラブリーという船には引っ張られることはなかった。私の永遠の歌姫です(盛らなくて良いからダイエットしすぎないでね、痩せたら負けw)

Hibiki、本当に大変な、神経を削る日々だったと思う。その中で鬼神のベースと余りにも素晴らしい楽曲を有難う。ゆっくり休んで、貴方が思うように動けば良い。



実はライブが終わって、同志から飲み会に誘われたんですが、ちょっと自分で余韻に浸りたくて一人で歩いてました。大丈夫、みんな繋がってますから。

今は凄く穏やかに幸せな気持ちです。。。。。


B5aimltcqaa8kw7
最後、ハートにしてる照明。くそ、やられたな(笑)。

|

« 封じ込められた空気:「The Light Brings the past Scene」 | トップページ | ライブ終了いたしました! »

コメント

レポートありがとうございます。
「転校していった子がフラッと昔の町に戻ってきてちょっと友達と遊ぶ」
うまい表現に思わずうなってしまいました。自分もなんとなく感じたイメージを的確に表現してくださる。突っ込みのうまい芸人さんのようです。尊敬してしました。※「フッキー水!」もよかったですが。

Love You♡なしでしょうか。投げキッス、お預けでしょうか。最後なのに。。。

Light Bringer は休止してしまいましたが、こちらのブログはときどき覗きにきます。
ヒゲ・スカイウォーカーさんも覗きますよ。

投稿: sugi | 2014年12月22日 (月) 21時19分

sugiさん、ありがとうございます!

転校生が一日くらい戻ってきて、最初ちょっとぎこちなくて、でも遊んでたらいつも通り、で、そのまま居なくなるっていう感じだったんですね、今回。過分なお褒め、恐縮です。

Love You♡、なかったです。Tales of Promiseでもお預け、また、違った形でもらえるかも知れませんねw。

当然ブログは続けます、ヒゲさんは我が同志の一人です!

投稿: ドイツ特派員 | 2014年12月24日 (水) 22時24分

コメントは久しぶりですね。今回もドイツさんらしいBlog
楽しいですし、少し切ないです。

気持ちはそれぞれ皆さん違うと思います。休止の感じ方、受け止め方も違う。私はドイツさんに近い感覚です。
前回の渋谷WWWでは今後に、、、復活に、、、期待が出来るhibikiのMCでした。あくまで私の主観です。
しかし今回は完全な解散的MC。
hibikiの涙でより一掃終焉をかんじさせました、、、
"頼む!待っててくれと言ってくれ!!"
心で叫びましたよ。
私の周りは特に泣いてる方が多かったし、泣き崩れてる方もいました。それ、hibikiも涙ぐんで見てましたね、、、

曲はもうバラバラでしたが(笑)最高のセトリ。前回ご存知の通り色々とやってましたのでちゃんとLIVEを観れませんでした。
旅途~Clockwork Journeyは初めて聴けて高まりましたよ‼︎‼︎‼︎痺れたなぁ〜
孔雀とカナリア 辺りから色々思い出して涙がでました。それからはず〜とね、、、
ドイツさんが言うようにLIGHT BRINGER には捨て曲が有りません。音源で ん?っと思う曲もLIVEでは神曲になってしまう。全ての曲に思い入れが有り全ての曲に感動できる。もう、無いだろうなこんなバンドは、、、

ラストの"Tales of Promise ~天国に寄せるポエトリー~"
皆さん「再会」を約束する曲だよと言ってくれています。
意図的で有って欲しい。
本当に、、、


ドイツさんとも、なかなかお会い出来なくなりそうで残念です。
他のぶりっ子の方々も、、、
ただグダグダと繋がっているし(笑)きっとまた全員集まれる日が来ると信じましょう!

また近々!テイルオン‼︎

投稿: M.K | 2014年12月30日 (火) 15時19分

M.K.さん、いつもお世話になってますw。

私、正直言えば再結成には否定的なんですよ。一年二年アルバムを出さないなんて普通にあるわけで、それを敢えて「活動休止」というのはやはりそうせざるを得ないものがあるわけで。やはり一度離れたものは難しいんだろうと思いますし、それも彼らの流れでしょうから。

もうね、こんな奇跡のバンドが出ることは難しいだろうと思うんです。いや、皆それぞれに奇跡のバンドはあるんですけど、あくまで自分の嗜好として。

メンバーは音楽を続けるみたいですから、色々な形で見聞きすると思うし、それで判断すればいいかな、と思ってます。

ということで、テイルはどうすればw

投稿: ドイツ特派員 | 2015年1月 3日 (土) 21時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104193/60847784

この記事へのトラックバック一覧です: 掛け値なく、最高:LIGHT BRINGERライブ@表参道Ground:

« 封じ込められた空気:「The Light Brings the past Scene」 | トップページ | ライブ終了いたしました! »