« ドイツ、一年ぶり | トップページ | プラハ、再び »

2015年4月17日 (金)

不思議な魅力:「Resonant Cinema」(Octaviagrace)

昨年から色々バンドが分裂したり新しくなったりして、日本のインディー界隈がにぎやかというか何というか。

で、そんなバンドのひとつがこのOctaviagrace。Scrambled Soul CircusでやっていたReanneがやはりそこでやっていたリズム隊・他のバンドのボーカルとまた別のバンドのギターを入れて組んだバンドですね。で、偉く短い期間で出したのがこの5曲ミニアルバムの「Resonant Cinema」ですね。

でもなあ、このAmazonでのReanneの無視っぷりは何だよ(怒)。

実は、YouTubeでのトレイラーバージョンではぴんと来なかったんですよね。何というか、ボーカルの不安定さが凄く気になったんですよね。ただ、曲は良さそうだなあ、というのが少しあったんで、今回購入することに。

まず、いきなりきらきら系Keyから疾走がクソかっこいいM1「Dramatic Quiet」。やっぱりボーカルが気になるっちゃあ気になる、サビ前の声の上がりきらなさとか。でもねえ、何か良い意味で引っかかるボーカルの声なんだよな。不安定、では済ませられない声の良さがあります。もう曲は素晴らしいの一言。

M2「茜」はエキゾチックな昭和歌謡の如きKeyから少し暗いヘヴィな曲調。マイナーコードから日本民謡を少し入れたメロが効いてるなあ。そこから一転してメロスピと言って良いM3「Hardenbergia」。うん、正直この曲のボーカルが一番不安定(苦笑)。ただねえ、曲の良さがその辺を吹き飛ばしてるところがあるんですね。

ちょっと楽器隊について、とにかくBの暴れっぷりが反則。いや、スゲー良い意味なんですが、此処までピックで潔く弾きまくってたら気持ち良いだろうな、っていう。ブインブインっていうのがぴったり。でもベースなんですよね、ギター領域って気がしない。
あと、ギターの音が結構好き。いや、プレイも素晴らしいんだけど、音が良い感じで入ってくるんですよ。ドラムは手数多いのに、意外なほどアンサンブルに入ってるんですよね。で、肝で印象付けるように入ってくるKeyと一緒に上手く纏まってるなあ、って思います。

それからM4「ラストノスタルジア」は結構なプログレっぽい曲。イントロのシンセでの弦の音とか、途中のリズムチェンジとか。メロディは全然プログレでは無くてメロディアスな動きなんですけどね。

あっという間、って感じがするんですが、M5「ロストモラトリアム」は個人的にはM1と並んでキラーチューンかな?ベースがガツンガツンやってるのが気持ちいい。この曲のボーカルは一番安定してるんじゃないかな?ベースとキーボードのソロから切れ込むギターソロが無茶苦茶ツボでカッコいい!。あと、気持ち悪いのを承知で、歌詞は好きですね。この曲で一番はっきり聞えるし。

で、ボーカル。

何度か書いていますが、正直音程は怪しいところが多いです。でもねえ、この声は不思議に惹かれるというか、「巧い声」なんですよ、「本当はもっとちゃんと音程取れるでしょ?」という感じ、言い方は変ですけど。逆にこれで安定した音程さえ身につけたら、凄くなると思うんです。

かなり好き嫌いは分かれると思いますし、自分自身、なんでこんなにヘビーローテーションになっているのはよく分からないところもあります。でもこれ、はまると結構来ますよ(笑)。

|

« ドイツ、一年ぶり | トップページ | プラハ、再び »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104193/61450951

この記事へのトラックバック一覧です: 不思議な魅力:「Resonant Cinema」(Octaviagrace):

« ドイツ、一年ぶり | トップページ | プラハ、再び »