« 「絶歌」出版でぼんやり考えてみた | トップページ | Tentative、そろそろ再始動か? »

2015年7月23日 (木)

市場予測という不毛

(愚痴です、はいw)

今、マーケティングの仕事の中心に、自社製品の市場予測というのがあります。私の担当製品は材料なんで、その製品自体が目に触れることはありません。
で、ターゲットがハイブリットや電気の自動車用途になっているのですが、これとても、直接そこに行かず、
わが社の製品→それを使う会社→それを使う部品→その部品を使う製品→自動車会社
くらいな流れにはなっているんですね。

昔からこういう流れ(サプライチェーンとか言うらしいw)の最初の方の製品ばっかりやってるんで、市場予測っていっても、中々ビシッと数字が出ているものがない。

じゃあ数字が出てたらどうなのか、といえばこれがまた当てにならないというか。例えばですよ、その自動車用途一つとっても、2010年頃の予測が当たっていれば、今頃町中電気自動車なはず。自動車全体というのは、基本恐らくは人口動向から見ていて、まあ多く外れることはない感じがします。ところがその中のエンジン動向なんていうのは判らない。自動車会社に聞いた所でそりゃ電気自動車やってるところは「これが伸びる」って言うだろうし。
15年ほど前、液晶に関わる部材をやっていた時に、「液晶対プラズマ」という予測について色々と議論したことがあります。で、部材メーカーがその選択権を握っているわけでもなく、どれだけこねくり回してもその予測の妥当性なんてわからないわけですよ。で、もし「液晶は負ける」という結果が出たとして、「じゃあその部材はどうする?」っていうことには至らない。引き合い来れば出し、価格も競争で下げる。実際には、液晶に勝負ありだった訳ですが、その部材がどうなったかといえば、にも関わらず使用量激減で事業として立ち行かないという状態。
今の会社などは、例えば全く客との接点が無い製品の市場予測を、調査会社レポートとネット情報でくみ上げるわけです。正直これは自分でもいつまで経っても納得感がある数字が出せない。以前はそれでも(売れて無くても)お客さんのところに行って話しを聞いていたから、かなり自信のある数字が出せたんですが、客の声がない市場予測なんてとても自信が持てない。正直、そこにどれだけ精緻な分析を入れても何の意味も無いんじゃないか、と思うこともしばしばです。
そんな風に思っているから、どうしても予測に力が入らないし、市場の変化点も客の声がないから全然判らない。でもその辺は、今の会社は小さいくせに分析ばっかりやるんですよね。5年後の数字を出せ、という。今年の数字が固まらないのに無理だってw。
本部(アメリカ)の事業部(欧州)の出店(アジア)の支店(日本)で一人でやっているわけで、その製品の妥当性とかもよく判らない中で出す数字、もうちょっと言うとその作業の意味自体、全然理解が出来ないという感じですなあ。株主対策だとは思いますが。。。
とは言うものの、それに意見したり逆らったりしたらあっという間に首になるわけで、粛々とやるしかないんですが、まあ不毛だなあ、と思ってます。ちなみに、外資では上司命令に意見とか逆らったらクビですからね。闊達な意見交換なんて有り得ない。
ということで、今日は今日とてしこしこ調べ物をするわけですな。。。。。

|

« 「絶歌」出版でぼんやり考えてみた | トップページ | Tentative、そろそろ再始動か? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104193/61944717

この記事へのトラックバック一覧です: 市場予測という不毛:

« 「絶歌」出版でぼんやり考えてみた | トップページ | Tentative、そろそろ再始動か? »