笑顔:Scramble Soul Circusライブ@吉祥寺クレッシェンド
仮の名前であったK'zの頃から何度かライブに行っていますが、今回は先日発売された新譜「Scrambled Colors」の発売ということで。実はこのライブの前にDrの慧が体調不良になり参加できない緊急事態に、何でも3日前に代役のドラムActを立てるという急遽振り。
ちなみに今回は3バンド、私は二番目のBabyDollSymphonyからでした。このバンド、結構固定ファンもいるみたいで、最前にはそういう方たちが陣取っていました。今のバンドは基本上手いわけですが、このバンドは音が少し変わっていて、ギターソロの音が凄くハイファイになるというか。足元の切り替えでやっているみたいですけど、一瞬「同期?」っていうくらい綺麗。そこが浮いてる気もしますが、音量を優先したのかな?MCはやたら大げさでしたがライブの音を出していないときはもうグダグダの極北。音楽的には割とストレートはメタルって気がしました。ベースはとある界隈では有名な方らしいのですが、ほんと上手いわ。
で、そこから入れ替えてアルバムのイントロでもある「Scrambled Soul Orchestra」から「旅立ちの歌」へ。ちょっとHarukaの歌が引っ込んでるかな?ドラムは全く違和感なし、とても急造とは思えないのもプロだからか。で、曲順などは全然覚えていない相変わらずなんですが、
とにかく楽しい
というのが印象なんですよ。それはバンドのステージングや表情もそうだし、曲自体もそう。そんなに笑っていないBのYouskeも、その動きやフレージングで何というか躍動感が感じられるんです。それはSeiyaもそうで、凄腕なフレーズもとても楽しそうに弾いてるんだよな。それってMCで笑わせるとか、キャラでそうなる、というのとは違う楽しさなんだと思っています。
あと、Kazuのボーカルが進歩してるなあ、というのを感じました。ソロで歌うところもそうですが、特に「オリオンの夜」なんかでは二人の歌+ギターしかない中で、ほんとに彼の歌が効いてる。彼の歌に否定的な意見があるのは承知した上で、今の彼の歌はこのバンドには必要なものだと感じるんですけどね。
新曲がありましたが、ちょっとダンサブルというか、ファンキーなところを出しつつ、正にKazu節とでもいう判りやすさのある歌メロ。もう彼の個性と言っていいでしょう。ほんと、これだけ上質なメロディーを作れる人ってあんまりいないし、更に曲調も幅が広がってる訳で。まあメタル的な強い音像を期待するとちょっと違うんですけどね。
Harukaのボーカルがこのバンドの武器であると思いますが、前半は少し調子が出て無かったかな?ただ、後半になって上がってきて、最後にやった個人的なキラーチューンである「Dream State」は本当に素晴らしかった。この曲、最後でKazuが低声を歌うんですが、またそれが荘厳さになってるのが良いんですよ。ただ、この曲とその前にやった「Wind!」は順番が逆の方が良かったかも。Haruka踊りは健在でしたね、彼女がまた良い感じで歌うんですよね、歌と雰囲気と両方。元々声量とか音域でガンと来るタイプじゃないんですが、音の中での比重というか体積は本当に大きい。(別に体積が本当にでかいとは言ってないw)
ちなみにこの「Wind!」の時、ドラムの入りが合わなくてKazuが「え?」って感じでドラムを振り返って(笑)。それもある意味全然マイナスにならないんですよ、実際にこの部分以外は全く急造フォーマットを感じませんでしたし。慧より低音域が強いドラムと思いますが、正にプロとして素晴らしくサポートしていました。
文字通りあっという間のライブでしたが、実際は8曲くらいやったのかな?とにかく個人的に「楽しい空間を共有できた」ライブでした。こういう個性はどんどん進めて欲しい。ありそうで余りない感覚だと思うんです。
まだ新曲ネタも相当あるようです。これから次の作品、って言うことを考えると楽しみでしかたない。ほんと、一度体験して欲しいライブだな、と思います。あと、次回に向けてギターソロはもっと音が抜けてきて欲しいですね。特に入りで音が埋もれているところがあるので。
しかし、今日のHarukaのスカートは長すぎたかもw
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント