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2015年11月 7日 (土)

メロディックメタル競演(Tears of Tragedy中心):Pure Metal Fest@新宿Blaze

金曜日にライブは久しぶりだな。。。。

ということで、今日(既に昨日)はライブイベント「Pure Metal Fest」でございました。国内のメロディックメタルバンド5バンドによるフェス。そういやフライヤーってなかった気がするな。

Nameless One (Opening)
Tears of Tragedy
Minstrelix
Cross Vein
Dragon Guardian

というメンツ、今のインディ~メジャーの中間を行き来するバンドと言う感じでしょうか?このライブハウス、何度か行ってますがとにかく見やすいし音もいいから凄く印象が良いライブハウス、大きさも比較的大きいからそれなり以上の華やかさもあります

で、私はとにかく久々に見るTears of Tragedy(TOT)が楽しみでしたね。

で、丁度TOTが始まる直前に会場到着。MCのキャプテン和田のコールでライブスタート。幕が開いて始まったライブ。

何というか、今までのライブハウスとは全く違うスケール感。ステージの広さ、光も全然違います。そこにTOTが立っているという事実。感無量というか、凄く素直に
ああ、良い立ち姿だなあ

と。センターのボーカルHarukaの華やいだ空気、バンドもセットに負けていない。
音は、やっぱり同期が多いから、カラオケ的なところも多々ありました。KeyのHayatoは逆に生の音が少なくて少し手持ち無沙汰というか、はっきり言えば暇そうw。あと、GのToruのギターがかなりトラぶって音切れしてました。何が原因か分からないんですが、頻繁にスタッフが接触を確認していました。

でも、このバンド、そういうトラブルがあまり気にならないというか、マイナスに感じない得さがあるんだよなあ。これ、他の観客の人もそうだったみたいです。何がそういう風に感じさせるのかはよく判りませんが、それはとても得な雰囲気のバンドだということです(でもToru君のトラブル多いから気をつけてねw)

とにかくこのバンドの生命線はHarukaの歌なわけですが、ここ数年で凄く安定感が増したと思います。この日もその透き通り切らない少しハスキーさがありながら透明感があるという特異な声(当然褒め言葉)の魅力は存分に出ていたと思います。衣装もいつもより露出多目でしたが、おかしなセクシャル感が増えることもなく、むしろ動きが増えて快活さが増しています。あと、TOTって萌えみたいな要素が皆無なんですね。歌がとにかくシリアスと言うか。それをニコニコと踊りながら歌うHaruka、というのもその特異な要素を増やしています(「Rebirth」の「はるかはるか遠い~」ってところで自分の名前に引っ掛けて自分を指差すのは可愛かったですが)

MCも無く突っ走って40分、私は全然セトリを覚えてませんが、少なくともこのバンドの魅力が凝縮された曲、それは美しい「It Like Snow…」だったり、余りにも泣きが凄絶な「Falling Star」だったりが中心に演奏されたのは凄く良かったと思います。演奏もそのギターのトラブル以外は全く問題なかったんじゃないかな?音としてはもっとベースの音が欲しいな、とは思いましたが。

とにかく、今までとは違う大きさの舞台で、TOTがしっかりパフォーマンスでアピールしたのを見ることができた、それがとにかく嬉しくて仕方ないライブでした。初めて見たのが5年前のクリスマス、その時は殆ど印象に残ってなかったのに、ある人から入手したCDが縁でライブに行くようになり、少しずつステップしています。おそらく凄く早いステップでの進み方はしないバンドの様に感じますが、長く、少しでも多くの人に届いて欲しい音楽だと思います。あと、やっぱり同期は少なくして欲しいなあ、というのが個人の意見。「Falling Star」は明らかに同期を減らしてるけど、別に聴くのに問題はないし、あの方向でKeyはライブ用にアレンジかえて大活躍して欲しいな、と。それが出来るバンドだと思いますから。

ここからは見た残り2バンドの感想。

Cross Veinはやっぱり巧いバンドですね。今のバンドは分かるほどの破綻などしないわけで、そこは全く問題にならない。で、そうなると見せ方とかボーカルの出来が大きく左右するわけですが、今日のJulia嬢は少し不安定だったかな?正直このバンドの空気はあまり得意じゃないし、Julia嬢のボーカルも「いや、そこまで高音張り上げなくてもさあ。。。」というのが多いんですが、それでもバンドサウンドや曲については、良く練られてるなあ、と思います。「Brightest Hope」なんて問答無用にカッコいいし。シーンの盛り上げにはこういうバンドは不可欠じゃないかな、と思いますね。

トリのDragon Guardianは、正直「暗黒舞踏会」しか知らないんですが、Thousand EyesのKouta・LIGHT BRINGERのHibikiが参加しているので今回初ライブ体験でした。うーん、この二人のプレイはさすがなんですが、全体の曲や今回の女性ボーカル二人がちょっと苦手で。リーダーの勇者アーサーはMCがもろ一般人なんでこれがまた落差になっちゃってちょっと厳しかったですね。個人的にはKoutaの泣きと立ち姿は凄くカッコいいと思いますね、このバンドでも。あと、Hibikiのベースは何をかいわんや、相変わらずの化け物っぷりでしたし、何より動きが凄く活発で。もしかしたら時差ぼけでハイだったのかな?

なんていってたらアンコールでCross VeinのJuliaで「暗黒舞踏会」が。この曲、元は我が女神で姫で天使で妖精のFuki様が歌っているのですが、曲と世界観を考えるとJuliaの方があってるかも知れません。これは聴いて得したなあ、と思います。

やっぱり、今は日本のバンドが面白いと再確認した新宿でございます。

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コメント

 久しぶりに投稿しますが、同期の音にした理由として、
 複数のバンドが入るから。
 時間も短いから。

 と考えられるのですが。(もともと力量あるゆえに)

 選曲は、確か現時点の最新作から6曲、新曲1曲、1stから1曲で、あえて今に焦点を置いた、で曲順がこうだったはず。

 It Like Snow..
Spring Memory
Rebirth
Euclase
Pastel Color(新曲)
Silence Ocean
Falling Star
Stay With You

 こんな感じなはずです、うまく予定を立てれれば、来月のliveも見に行ってみようかな、と考えてる最中ですね。(サイト通してというのが面倒なところですが)

 

投稿: DD | 2015年11月 7日 (土) 19時50分

DD様、セトリ有難うございます!

勢い重視の選曲でしたね。同期との演奏は、それ自体に違う技術は必要だと思うんです。他のバンドとのバランスも考えた結果かもしれないですね(どのバンドも使ってますし)。

元々多く動いてないTOTなので、行ける時は行っておこうと思います!

投稿: ドイツ特派員 | 2015年11月11日 (水) 07時51分

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