身の程知らず
クラシックギターを注文しました。。。。。。。
いやあ、どうしたものでしょうかね?
実はずっと考えてたんですね。今使っている故松村氏のギター、30年使って色々と問題も出てきました。まあ症状は色々とあるんですが、とにかくちょっとづつ弾きにくさや鳴らせにくさが出てきていました。多分この数年で弾いたのが一気に北のかも知れません。
そんな時、ドイツ時代のクラシックギターの師匠が一時帰国されて、色々話しているうちに、
そろそろギターの変え時ですよ
という悪魔の囁き(笑)。ぐらぐらと心が揺れる揺れる。
年齢を考えると、あとどのくらい上達を伴って弾けるかな?というのが一番の悩みどころでした。ただ、最近ジョンマクラフリンやジェフベックのように、「年齢と共に上手くなる人」を知るにつけ、
もしかしたらまだ上達できるかも
という思いが強くなりました。なら、せっかくだからその間は更に上の楽器で試してもいいんじゃないかな?ということにあっさり方向転換(苦笑)。
この10年で自身の楽器観が「所有欲」から「使用欲」のかなり変わりました。ですから10年前とは持っているギターの傾向が全く違います。自分でもこの辺の変化にはビックリしていますね。
色々話を聞くと、クラシックギターもここ10年くらいでその構造が大きく変わり、「ダブルトップ」といわれる、表面板の二重構造が主流になっているそうです。私が今回注文したのもそのタイプで、どんな仕上がりになるか、楽しみでしょうがありません。注文先はドイツの工房で、やっているのはポーランド人ですが、今まさに頭角を現しているところのようです。
ちなみに決めた仕様は、表面は杉と松の二重構造、側板と背面板はココボロという材。これは製作者曰く、「ハカランダより音響が優れてる」ということで、プロの意見に従いました。で、背面板はアーチバック構造ですね。さらにナットや弦長・弦間のサイズも指定しました。
時間との勝負、というのは最近至る所で言っているわけですが、「だから限られた資産で頑張る」のも、「だから資産を最大限にしてやる」のも、どちらもありだと思います。私の場合、ギターを後者にしただけで、他の事は前者のものもあります。どちらにしても、自分が納得してやれば良い、って言うだけですね。
さて、掛けそば生活継続ですな(涙)。
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