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2015年12月23日 (水)

発展途上:「千羽鶴~Thousand Cranes」(Mardelas)

本当に最近の若手ミュージシャンの技術は凄いなあ、って思います。上手いのは当たり前、そこからどう個性なり凄さを出していくか、本当に大変ですよ。

この前振りに続くのがこのアルバム。
はい、Mardelasのシングル三曲入り新譜です。

内容は新曲であるM1とM2、かつてVoの蛇石マリナが在籍していたDestroseで歌っていた彼女の曲であるM3です(それぞれのカラオケがおまけで入ってます)。

M1「千羽鶴」、歌詞は和のテイストですが、特に曲はそういうものはありません。基本的にマリナのVoは「情念」というのが一番ピンと来る歌かな、と思ってます。で、この曲もそういう歌詞世界を表現した歌なんだと思います。言ってしまえば彼女が普通に歌えばそういう空気が出せるわけです。
ただ、曲が今一歩煮え切らないなあ。多分マイナー調の中にメジャー感がないからだと思うんですけど、彼女の歌だとそれが更に凄く重くて暗い方向になっちゃうから。


M2「4 Dice」もマイナーキーナンバー。うーん、マリナの歌い方の好みは分かれるだろうな。あえて日本語をそう聴こえないように歌ってるし、引きが少なくて、押しが強いから。この辺、彼女が物凄く押しで実力があるボーカルだから余計にその辺が強く出ちゃう気がします。少し軽いパートがあってもいいな、と思うんですがね。で、やっぱり曲が中々抜けてこない。この辺はアルバムに入るとその曲順で印象が変わるかも知れませんけど。


M3はライブでもかなり演奏されている「Sward of Avenger」のMardelasバージョン。今回初めてDestroseバージョンを聴きましたが、まあバックは比較するのはちょっと酷な位ですね。ただ、イントロのマリナのぶち切れシャウトは良いとして(個人的にはあれは無茶苦茶だけどあり)、歌い方はオリジナルの方が抑揚があって良いかな、と感じます。


私、このMardelas、特に蛇石マリナは本当に「逸材」だと思ってるんですよ。シャウトの迫力、声域、声の個性、そんでもって美人なんて、一体どこまで持ってるんだ、っていう。ただ、今回のミニアルバムは、その彼女の技術に寄りかかり過ぎてるんじゃないかな、という印象なんですよ。言ってしまえば演奏陣は安定の技術だから、彼女が歌えばある程度以上のものは多分あっさりと出来る。でも、今回のアルバムはマリナが浮いてしまってる気がしますね。もしかするとどうこの歌を生かすか、色々と試行錯誤しているのかな、という気もします。


普通こんなことは書かないんですけど、私、すげー期待してるんですよ、Mardelasは。ファーストアルバムが凄く良かったし、チームとしても凄く良い感じで回ってる。来年初めにはまた限定で新曲を出すらしいし、ライブも積極的にやってる。だから、セカンドでこれらの曲が「あ、こう入るんだね」っていう納得が出来るものを出して欲しい。これだけの連中なんで、出来ると信じてます。


期待しているからこそ、なんです。

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