悩みに国境はない
ドイツに居ます。その辺の旅行記はまた書きたいと思いますが、今回は同僚の中国人とかなり二人の時間を過ごしていまして、思うところがあります。
その同僚、昨年7月に入社して私と同じ位置で仕事をしているのですが、私どころではなく色々と悩みを抱えているのが分かりました。
上司と上手く行かない
同僚がいない
いきなりおかしな所からおかしな指示が出る
要求が良く分からない
その同僚は私から見て凄く頭が良いと思うし、仕事も出来るはずなんですが、何か歯車がかみ合っていないんだろうと思います。で、そのかみ合わなさというのも凄く理解が出来て、ほんのちょっとしたことで悪い方に簡単に変わってしまいます。
こんな悩みは、やっぱりどこにでも誰にでもあるという、極めて当たり前の事が少し忘れられることがあるんですね、私の場合。特に国籍が違うと「xxx人は」というのが先に来て、実は個人のことがなぜか無視される。確かにある傾向はあろうと思いますが、実は個人の差の方がよほど大きい、というのは経験上あって、それはそんなに間違っていないんじゃないかな、と思うんですよ。
人が居て、そこに好き嫌いややり方の違いがあって、ということになるわけで、どこでもそんなに大きく違いはしない悩みや不平不満が渦巻くのがやっぱり人間だもの(苦笑)。私自身も色んな悩みがあるわけで、彼が悩んでいることはものすごく分かるんですよ。
だから、ではないのですが、何とかサポートしてやりたいな、という事は思います。職を変えることへの抵抗感、これは転職行動の事実として日本より中国の方が低いと思いますが、私は出来れば一緒に少しでも長く仕事したいと思いますし、それはそんなに間違いじゃないかな、と考えています。
問題はこちらが首になるかどうか、ですけどね(涙)。
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