2013年1月30日 (水)

枯れぬロック:「Somewhere in California」(Night Ranger)

元々、メロディアスハードロックが好きな私ですが、同世代のハードロック好きの日本人の92%は好きだったと勝手に断言できる(当方調べ)バンドがNight Ranger。半分冗談ですが、「この年でNight Ranger通ってないHR好きは信用ならん!」と言っても結構な人は同意してくれるかな、と。

ただ、オリジナルメンバーで「7 Wishes」を出し、その後「Man in Motion」から「Feeding off the Mojo」の所謂Moon Ranger(ベーシストがGary Moonだった)、再活動後にもコンスタントにアルバムは出していたんですが、どうもずっとピンと来なかったんですよ。そりゃファーストの「Dawn Patrol」とセカンドの「Midnight Madness」はキラーチューンの「Don't Tell Me You Love Me」と「(We can still)Rock in America」がある訳で、その他も粒ぞろいの楽曲なんですが、それにしてもこうピンと来るものがなかった。
で、巷の評判の良かったらしい、2011年発売のこれもスルーしてたんですよ。いや、当時は姫の追っかけで忙しかったw。

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2012年9月24日 (月)

灯台下暗し:「Trouble in Angel City」(Lion)

やっぱり我々の世代でHR/HMが好きな人って、当時の媒体が雑誌しかなかったこともあり、その雑誌での評価が結構刷り込まれていると思います。で、そのままロクに聴いていないアルバム、なんていうのも山ほどありましてね。

それでも自分はそれなりに「あいつ等そう言ってたけどこれはやっぱり良いぜ!」という評価は出来ていると思っているんですよ。ところが、それもまあいい加減なもんだというのが判ったのがこのアルバム。


悲運のバンド、と言われているLionのセカンドです。

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2012年4月 5日 (木)

強烈なヴィブラートの存在感:「The Hand is Quicker than the Eye」(Joshua)

出張にはiPodが欠かせないんですけど、いつも聴くのが決まってきていて、ちょっと別の奴も聴かなきゃな、と思い、スクロールしていて「そういやこれは暫く聴いてないなあ」と言うことで。

ま、ジャケはジャケとして。

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2011年6月12日 (日)

原石の超絶ヴォーカル:「A Huge Fan of Life」(Vagabond)

何回か書いたと思うのですが、私はJorn Landeのヴォーカルが大好きです。あのパワー、ターボのように伸びる声、厚み、体も厚いが声も凄いです。

で、彼がデビューしたのがTNTの連中と結成したVagabondというバンド。ノルウェー繋がりということでしょうか、で、私が聞いているのがこのアルバム。

1996年のセカンドアルバムです。

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2011年3月 7日 (月)

ニールショーンはハードロッカーである:「Through the Fire」(HSAS)

さて、先日こんなことで金を失っていたのは良いとして、それは聴かなきゃ駄目なんでね。

私、Journyからニールショーンのギターは大好きです。過去にも何回か記事を書きましたが、Journyの曲作りとソロの構築って素晴らしいと思います。ただ、聴けてなかったのがこの「Through the Fire」(邦題:「炎の饗宴」)です。

Procol Harumの「Wheter shade of Pale」のカバーは知ってましたけど、それ以外は聴いてませんでしたねえ。


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2011年2月 4日 (金)

「やっさん」とは最高の敬称:「Disturbing the Peace」(Alcatrazz)

どうにもこうにもLight Bringer祭りが延々継続中なわけですが、今回の「Burned 07」に入っているなかで、オールドファンが一番興味を持つのは当然のことながらAlcatrazzなわけです。で、普通AlcatrazzというのはYngwie”貴族、若しくは伯爵”Malmsteen(笑)が世に出た1stが有名かつ名盤なわけです。以前も少し触れましたが、「泣くがいい、声を上げてなくがいい」という伊藤政則の一番有名な文句はこのアルバムなわけです。

ところがそこはプログレ色の強いLight Bringer、そっちではなくSteve Vai加入のセカンドからカバーを持ってきたわけです。

今日の御題はこれなわけですな。

Alcatrazzpageimage

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2011年1月 1日 (土)

J-Popインストルメンタル:「Life~The First Movement」(You)

明けましておめでとうございます。今年も「大人気ない大人」で進んでいこうと思います。

で、まずはやっぱり音楽ネタだろう、ということで最近良く聞くギターインストから。いや、もっと聴かれていいアルバムだと思うんですよね。Janne Da ArcのギタリストであるYouのソロアルバム第一弾。

しかし今のギタリストはみんな美形だよなあ。

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2010年11月27日 (土)

幻のCDから歴史を思う:「LA」(Laurence Archer)

先日、とあるところでマニアに囲まれる飲み会があり、私などは赤子をひねるような状態になっていたわけですが、そこである方にお借りしたのが、世界のメタル系CDで最も手に入れにくいとされているLaurence Archerのソロであるこれです。この盤は日本盤しか存在しておらず、今ではリプロ盤でしか入手できないもので、Amazonで見たら2.5万円となってました。

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(画像検索でのもので、これはオリジナルですね)

お借りしたのはイタリアでのリプロ盤ですが、何しろ初めて見たのでその場では結構取り乱してしまいました(笑)。こうやって見るとIt BitesのFrancisに似てるなあ。

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2010年6月26日 (土)

録音技術は何処まで音楽の本質を高めるのか?:「Mother Focus」(Focus)

中国では寝不足でして、あんまりハードな曲を聴いていませんでした。何しろ日本代表戦もあったし、人は沸いて出てくるし、車は渋滞で空港まで時間が掛かった上に金が足りずに慌てて銀行で両替する始末。

で、そんなときは往年のロックがいい塩梅な訳で、こんなのを聴いていました。


オランダのバンド、Focusです。

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2010年6月 3日 (木)

クールなハードロック:「Thunder Seven」(Triumph)

トリオでインストバンドを考えていましてね、でも、何故かBがサドで「Dream Theaterやろう」「いやいや、Satrianiどう?」とか。

出来ないですって(涙)。

とはいえ、どれかを選びそうな私。で、それがMだと言われる所以かもww

で、私としてはトリオといえばTriumph。聴いているのはこいつです。


これを「隠れた名盤」というのはあまりに失礼ですが、Triumphの評価が日本では低いんでね。

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